江戸文化から見る 男娼と男色の歴史

江戸時代、男も女も虜にした 美少年との性の世界

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1,870円(税込)

著者 安藤 優一郎
ジャンル 人文
人文  > 歴史
出版年月日 2019/08/20
ISBN 9784862555281
判型・ページ数 A5・208ページ
定価 1,870円(税込)

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内容紹介
目次
江戸時代、男も女も虜にした
美少年との性の世界

かつての日本で「男色」は特別なことではなく日常だった。
江戸の町には「陰間茶屋」と呼ばれる店があった。
「陰間」とは、金品と引き換えに身体を売る男娼のことである。
性に開放的だった江戸時代、陰間茶屋も陰間も隠すような存在ではなかった。
なぜ陰間は公然と存在しえたのか、陰間茶屋とはどのような店だったのか、
陰間のマナーと性技とは──などなど。
当時の「男同士の恋愛」についても触れていく。
陰間という文化を知ることで、さらに江戸文化を堪能できる一冊。カバー装画はコミック『百と卍』(「このBLがやばい!2018年版第1位」「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」)の紗久楽さわによる描きおろしイラスト。
【目次】
もうひとつの江戸文化「男娼」と「男色」――まえがき
【カラー】江戸の人々が熱狂した若衆
【カラー】陰間を買った老若男女

第一章男色のルーツを探る――江戸時代の男娼誕生秘話
・江戸の男色は両性愛者が多かった
・江戸時代は男色と女色が両立していた
・なぜ男色のことを“衆道”というのか?
・男同士の性行為を許容していた江戸時代
・江戸幕府の開幕から男娼は存在した
・男娼の原点は神事・仏事にあった

第二章歌舞伎と男娼の関係──男娼文化は歌舞伎とともにあった
・若衆歌舞伎の熱狂と衰退
・江戸の男を欲情させた前髪の魅力
・禁止されても滅びなかった歌舞伎と男色
・男娼の呼び方は歌舞伎に準じた
・歌舞伎若衆の売春事情
・歌舞伎の花形は女装姿の女形だった

第三章江戸の人々は男娼とどう遊んだか──「陰間」と「陰間茶屋」の全貌
・男娼と遊べる陰間茶屋
・陰間と遊ぶ方法
・陰間と遊ぶ時間は決められていた
・陰間茶屋以外でも陰間で遊べた
・陰間の年齢は20歳が上限ってホント?
・関西地方の陰間が珍重された
・陰間茶屋以外にも陰間はいた
・陰間にはマネージャーがいた?
・誰が陰間を買ったのか?
【カラー】陰間の性技と陰間のマナー

第四章江戸の男娼の性技と作法──心構えから性技・性具まで
・陰間にとって髭は恥毛
・陰間はどんな服装をしていたか
・陰間になるための身体的な準備
・陰間に学ぶ床入りのマナー
・陰間の必需品「通和散」とは?
・客を満足させた陰間の性技
・客が好んだ陰間のお尻の形
・嫌な客にも我慢する陰間
・床入りまでの座持ちの苦労
・まだまだある陰間の苦労
・江戸の陰間の自慰事情
・陰間の値段
・陰間遊びをさらに官能的にした性具
・陰間のその後

第五章陰間茶屋はどこにあったか──各地の陰間茶屋と陰間茶屋の衰退
・陰間茶屋はどこにあったか? ・陰間茶屋は江戸だけにあったわけではない
・三都以外の陰間茶屋
・陰間茶屋にもランクがあった
・衰退する陰間茶屋
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